デー、デデ、ポッポー
デー、デデ、ポッポー
デ、、、、。
キジバトの鳴き声が中途半端で萌える。鳩の鳴き方の意味と種類
でーでーぽっ、ぽぽー
文字にすると、可愛いキジバトのリズム感ありすぎる鳴き声。
前半は音が低くて、後半は上がるこの鳴き方は、キジバトがする朝の「縄張り宣言」または「メスへの求愛」とされています。
You tubeにも鳴く声動画が上がっていますが、胸を大きくふくらませて、尾尻も震わせて鳴くんですよ。
全身を使って「ここ縄張りだかんな!」とか「キミが大好きさ!」みたいに全身で表現しているんですね。
小学生の頃、夏休みの朝はこのキジバトの鳴き声で目覚めていました(春〜夏によく聞きます、冬は聞かない)。
人が表現する言葉の種類
私は、最初に書いた「デー、デデ、ポッポポー」系のデとポの組み合わせで表現しますが
人によっては、こんな聞こえ方をする人も。
・ボーボホッ、ホホー
・デデーッ ポッポー
・ホーホ ヲッ ホホー
・とぅーとぅーっとぅとぅー
・ほーほーっほほー
・どーどーぽっぽー
・ヴーフワッハハー
・ホホッホホッホー
・ホーホー ポッポー
・くーるく…ぽ・ぽ♪
・ホーホワー…ファッファー
何ともバリエーション豊か!
「ポワっ」って可愛い…。
内にこもっていて憂うつな印象を受ける人もいます。
人の数だけ違う聞こえ方(言い方)があるのは当然ですが、どれもニュアンスが伝わってきますよね。
一番関心したのは、「ホーホ ヲッ ホホー」。
あえて「ヲッ」の選択をした人、言葉のセンスあるなぁと思います。
最後が中途半端な終わり方をするのはナゼ?
デー、デデ、ポッポー
デー、デデ、ポッポー
デ、、、、。
さ、、、
最後まで鳴けやーーー!!
とツッコミたくなる人が全国に一定数出そうな終わり方をすることがあります。何とも言えないキレの中途半端感…。
「ホーホケキョ」と鳴くウグイスが、「ほ~ほ!」で終るくらいにガクッと聞いているこっちの調子がズレます。
ただし、それはあくまで人間側の意見。
アレはアレで、鳩としてはベストなキレの良いリズムなのかもしれません。
ちなみに、キジバトの子どもは上手く鳴ききれずに「ホー、ホッホー」と短いバージョンなこともあるとか。
ウグイスも、最初は上手く鳴けないと聞きますし、堂々たる「デー、デデ、ポッポポー」は熟練者で「デ、、、」と終るキジバトは、「あ、もう疲れた、、」みたいな意味なのでしょうか…?
中途半端感の解釈
専門家ではないですが、色々考えを巡らしてみました。
解釈1:フラれた
求愛なら、「キミが好きさ、君が好き〜♪キミが好っきなんだ〜♪」と何度か言っている間に目当てのメスが立ち去って「あ、(キミ)、、、」みたいな状態なのでしょうか。
解釈2:疲れた
縄張り宣言なら「ココ、オレの場所!!ここオレの場所だかんなーーーー!!ココ、、、(ふぅ、叫ぶのも体力使うぜ)」的なとか、色々想像しちゃいます。
解釈3:息継ぎ
単なる息継ぎで、キレの悪い所を人間が取り上げてるだけ。
解釈4:カウントはじめの違い
そもそも、始まりのカウントを人が聞き間違えてる説。よく聞くと後半の高い方から始まっている感。そうなら、中途半端ではなく区切り良い終わり。
解釈5:天気予報説
たまに聞くのがコレ。
「ポポー」と句切れよく終わるなら晴れ。
「デ、、、」と中途半端に終わるなら雨。
個人的には解釈4が1番信憑性高いです。
鳴き始めを観察して聞くと分かるので、機会があればぜひ…!!
ウィキペディアには、楽譜として記譜されたキジバトのさえずりも掲載されていますよ。
クルックルー、ククー↑は別の鳩の鳴き声
ちなみに、この鳴き方をするのは別の鳩。
ドバト(カワラバト)の鳴き方です。
キジバトに似ていますが、首のあたりが光沢ある緑色をしている鳩です。
クルクル、ククー↑みたいな感じに、モゴモゴつぶやくような鳴き方が特徴。「ポッポ」という鳴き方も、ドバトの鳴き方です。
ちなみに、ドイツ語だと「ルッケディグー」と表現されるようです。
字面は全然うので一瞬「!?」となりますが、「ルッケディグー」と実際に言ってみると、「クルックー」と同じテンションを感じられますよ。
キジバトの「デーデーポッポー」は縄張り宣言や求愛なだけあって、遠くまでハッキリ聞こえますが、ドバトの「クルックー」は近くに行かないと分からない地鳴き系。
↑前に書いた、カラスの「アワワ、アワアワ」系の鳴き声も意外と人気でしたが、キジバトの中途半端感が気になる人も多いハズ…。