甘酒は発酵食品だから賞味期限は無い?の罠。腐るとどうなる?

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甘酒って腐るの?

酸っぱくなった甘酒は食べれるの?

賞味期限切れの甘酒どうしよう…。

意外と知られていない甘酒の賞味期限にまつわるお話です。

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甘酒は発酵食品だから賞味期限は無い?」の罠。

甘酒、美味しいですよね!

生姜を入れたり、ヨーグルトや柿、ブルーベリーを入れてスムージーにしたりとアレンジ多彩なのも素敵。

味噌とともに日本のスーパーフードとも言えそうですが、うっかりすると冷蔵庫で賞味期限がヤバイ…なんて事態に。

稀に「 甘酒は発酵食品だから賞味期限がない!」という人がいますが、甘酒の賞味期限って守るべきなの?

、、、甘酒の発酵の秘密、調べちゃいました!

甘酒を発酵させたら米酢ができるんじゃないの?

「甘酒って賞味期限が切れても、ほっとけば発酵が進むだけでしょ?」

「甘酒の賞味期限は、無いようなもの!?」

天然の自家製甘酒で温度管理や菌の繁殖が上手く行けば、米酢となるのは事実。
適切な温度や湿度下であれば、この順序でお酢になります。
甘酒
→原料の糖化
→アルコール発酵(どぶろく・酒)
→酢酸発酵
→米酢
発酵する過程で、茶色っぽく変色したり酸っぱいにおいを出すことも。
お米や麹の原料から作れる専門家なら、この辺りを上手く使えるかもしれませんが、素人判断はオススメしません。

じゃあ、甘酒に賞味期限があるのはナゼ?

第一に、法律に定められているのは決定的理由です。

全加工食品は、賞味期限か消費期限が明記されています。厚生労働省と農林水産省の「食品期限表示の設定のためのガイドライン」もあります。

法律的として、どちらかが明記されてないとNGな訳です。

しかし、甘酒の賞味期限の秘密はそれだけでは無く…

発酵を止めて出荷される甘酒

イオンやセブンイレブン等の、大手スーパー等で市販されている甘酒の多くは、出荷時に熱処理されて発酵をストップさせてから出荷されています。
私たちの手元に来た甘酒の発酵は、既にストップした状態なんです。
コレをするのは、安全のためです。
発酵し続けたら、糖が二酸化炭素とアルコールとなり、容器が膨張して爆発する恐れもあるからです。瓶でも缶でもレトルトパウチでも同じです。
(同じく、発酵食品のキムチも密封容器に入れると危ないですよ!)
さらに、甘酒だと、発酵が進んで「お酢」になってた…という事が起きる可能性が無きにしもあらず。
「甘酒」と思い買ったのに、蓋を開けたら「お酢」だった…。」コレでは、意図せずして食品偽造表示になりかねません。
ほとんどの甘酒は出荷される時点で「発酵終了」してるのです。(多くの味噌や醤油にも言えることです。)
発酵が止まっていたら、発酵せず腐敗します。
だから、賞味期限は守ろうという話なんですね。
※手作りの甘酒でも、麹菌の活動を止めて甘酒止まりにする「発酵止め」があります。

「発酵」は時間のかかるもの

 甘酒の作り方も、企業によって違う事も。
 そもそも、昔ながらの自然発酵するためには数ヶ月〜数年の年月が必要。
しかし、大量生産と流通のためには「早さ」も大切なので、本物の「発酵」を待っている時間が無い…
そこは便利な現代社会。
化学のチカラや最先端の技術を使っている発酵食品もあったり。
※一部、発酵を止めず麹菌が生きたままの「生甘酒」にこだわったホンモノ思考の業者さんもあります。

【ファイナルアンサー!】一言でまとめると…

賞味期限の切れた甘酒は…
・「発酵」するとお酢になり
・「腐る」と、腐敗します。
あ〜んど!
市販の甘酒が発酵する可能性は低いかも!
早い話、市販の甘酒は賞味期限内に使い切りましょうという事ですね。
「発酵」と「腐敗」の違いは、機会があれば別記事で…。
ちょっと酸味が出てきた甘酒の活用法はこのページでも書いています。
https://naturalorganicblog.xyz/?p=286
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