つけペンの優雅で美しいガラスペン。
優美なビジュアルから、就職祝いや女性へのプレゼントとしても人気度急上昇中の文房具です。
精巧な職人技の光る日本のガラスペンブランドを紹介します。
日本の職人技光るガラスペンの人気ブランド
ガラスペンは、1902年(明治35年)に風鈴職人だった佐々木定次郎さんが開発した「つけペン」の一種。
職人さんによって1本1本手作りされているので、ガラスペンはすべてが1点もの。
日本のオススメメーカーとして2つと海外の有名メーカーを紹介します。
佐瀬工業所ガラスペンは日本発祥の文房具!
世界の硝子ペンは佐々木定次郎さんがいなければ生まれていなかったかも!?
というガラスペン発明者直伝の技を唯一受け継ぐのが、東京都台東区にある佐瀬工業所。佐瀬工業所は、日本のみならず世界のガラスペンを語るうえでハズせないガラスペンメーカーです。
ペン先の8つの溝の「毛細管現象」でインクがスーッと吸着され、1回のインクつけだけでハガキ1枚程かだけ実用性と美しさを兼ね添えたガラスペン王道ブランド。
完成度の高さは、ハイブランド「GUCCI(グッチ)」のガラスペンに採用されたこともある一級品。
現在はガラスペンの道60年の二代目・佐瀬勇さんが制作されています。
2018年3月20日のNHK「あさイチ」特集の他、「所さんのニッポンの出番」や「出没!アド街ック天国」のテレビ・メディア紹介も多数。
販売店・通販サイトは?どこで買える?
美しいひねりの効いた・元祖ガラスペン制作所ともいえそうな佐瀬工業所のガラスペンは、1万円程から佐瀬工業所公式通販サイトで購入できます。
この他、年に数回の東武百貨店や東急ハンズ、阪急百貨店の期間限定催事でも購入できます。
ガラス工房まつぼっくり
脱サラしてガラス工芸家となった松村潔氏のガラスペン。
精巧な技法やアートのようなカラフルなデザインが多い中、「ガラス工房 まつぼっくり」のガラスペンは透明一色のシンプルなでざいんが特徴。
軸が三角形という点も珍しく、机のうえで転がりにくいのもポイント。
本記事で紹介する日本製ガラスペンの中では、4000円弱と最もお手頃価格となっています。
哲磋工房(テッサーコウボウ)
こちらは、最近ネットで話題になっている愛知県岡崎市のボロシリケイトガラスを使ったガラスペンの製作ショップ。
ゴチック建築やRPGの魔法アイテムにありそうなアート性の高い精巧な作りが特徴。
・ペン先にオパールを入れた「魔法使いのガラスペン」
・魔法使いの杖のような「ウィザード」、
・アンティーク感のある「星の小夜曲(セレナーデ)」
「ヒルナンデス」で紹介されたことも。
ネット通販では、ハンドメイドマーケット「Minne」でも購入でいます。値段は1点17000円・2万円程〜。
3ブランドの違いをまとめると
◎佐瀬工業所
ココなくして世界のガラスペンはない!?
ガラスペンの老舗&王道ブランド!
◎ガラス工房まつぼっくり
超シンプルな透明一色デザイン
滑りにくい三角形タイプでお手頃価格。
◎哲磋工房(テッサーコウボウ)
アート性の高い叙情感たっぷりな新進気鋭メーカー
【おまけ】海外の有名ブランド
日本で発祥したガラスペンですが、その美しさや書き味の良さから、フランスやベネチアンガラスで有名なイタリアにもすぐに広まっています。
イタリアなら…
・ベネチアングラスを使った「トマージ(TOMMASI)」
・1950年代から続く文具メーカー「ルビナート」
・工芸品メーカー「ボルトレッティ(Bortoletti)
フランスなら…
・老舗インクメーカー&ガラスペン大手の「J.HERBIN(エルバン)」
ドイツなら…
・ドロップ型のグリップが買いやすい「シピン(Cipin)」
ブランスのエルバンは、インクとセットになった程よい価格でガラスペンの良さを味わえるので、ガラスペン初心者の入門用や贈答・プレンゼント用にもオススメ。
初心者用・気軽な入門用なら下記ページで紹介しています。