「羽生」という名字の由来や家系をまとめました。
羽生の姓を持つ2人の有名人の由来を調べると…
まさかの、ぴったりすぎる家系・由来が出てきました。
名字「羽生」の由来・家系は?違う読み方だけど由緒正しい
羽生という姓を持つ有名人はこのお二人が有名ですよね!
・将棋界の棋聖、羽生善治(はぶよしはる)さん。
・フィギュアスケート界の貴公子、羽生結弦(はにゅう ゆづる)選手。
羽生選手は、2018年平昌冬季五輪で金賞も受賞。
そのルックスから「氷上の王子」とも呼ばれています。
一方の羽生竜王は25歳で七冠独占、国民栄誉賞も受賞されている、将棋界きっての棋聖です。
読み方によって違うルーツ
どちらも名字は同じ「羽生」ですが、読み方が違います。
フィギュアスケートの「はにゅう」選手と、棋聖の「はぶ」竜王。
実はこの「羽生」という姓、読み方の違いで2つの地域にルーツがあると言われています。
はにゅう
→関東系(長野県・茨木・宮城)
はぶ
→鹿児島系(種子島〜屋久島)
「羽生」の姓には3つのルーツがある!
「はぶ」と「はにゅう」。
関東系と鹿児島系で読み方が違うことがわかりました。
でも、「羽生」の由来・説にはこの3つがあります。
・埴輪(はにわ)由来説
・羽毛(うもう)由来説
・学問の神さま由来説
分かりやすい言葉で書いてみましたが、詳しくさぐると…
埴輪(はにわ)説
読み方から予想が付きそうですが、「はにわ」の音から「はにゅう」になった説。
茨城県には羽生(はにゅう)という地名があるんです。
昔、「埴輪(はにわ)をつくる赤土がとれる土地」だったことから、ハニワが転じて「はにゅう」になった説、ですね。
(地名の例)茨城県行方市羽生
羽毛(うもう)説
宮城県の羽生(地区)はこの説っぽいです。
というのも、この羽生地区は、むかし朝廷に羽毛を建長寺た土地だったとか。
テレビで「羽生天神社」の神主さん?が話されていました。
「羽」を「生む」から羽生。
素敵ですね。
(地名の例)宮城県黒川郡大郷町羽生
羽生結弦選手は…
フィギュアスケート羽生結弦選手のお父さんとお祖父さんが育ったのは、宮城県。
寝具メーカー「西川ダウン」の広告に出られていた事もありますが、朝廷にも関係していたとか…
まさに、氷上の王子の名前にぴったりな由来ですね!
学問の神さま由来説
ここからは、羽生を「はぶ」と読む姓の由来です。
「はぶ」と読むのは、鹿児島県の種子島辺りに多いということは上で書きました。
で、この地方の「羽生(はぶ)」は、学問の神さまである「菅原道真公」にある説もあるんです。
菅原道真公が、九州の太宰府に左遷された時に漂着したのが「羽生の浦」という場所。
このことから、家臣の1人が「羽生」姓を名乗り、後に種子島に行ったことで種子島で「羽生(はぶ)」さんが増えた説です。
羽生善治さんは…
羽生善治さんは、この「菅原道真公」説かもしれません。
というのも、羽生竜王ご自身の出身は埼玉県なのですが、お父さんの地元は種子島!
羽生竜王の家系は、戦国時代の種子島の「羽生良能」という家臣までさかのぼれる、と書かれているサイトもありました。
まとめ
2018年平昌五輪で日本人1発目の金メダルを受賞した羽生結弦選手と、歴史的棋聖の羽生竜王。
羽生選手は、朝廷への「羽毛」説。
羽生竜王は、学問の神さまの「菅原道真公」説。
「説」ではありますが、どちらもキャラクターにぴったりで、歴史のロマンも感じますね!